もともとさくらやはCMでも「新宿東口」とテロップでいってるように東口がメインの店舗だったのだが、いろいろと会社が傾いたりして東口の前の店舗はあるもののその先にあった新宿東口のメイン店舗は消失してサマンサタバサになってしまったりしていて(現在でも東口駅前店のほか、裏道にあるゲーム館と、PCなどを扱っていた新宿3丁目店、メガネ館、Watch.が継続しているのだが、裏道の店舗が多いせいか、ぱっとしない)、気がつくと印象は「新宿カメラ戦争」の頃にこっちにも一応出しとくか、という感じの西口店舗のほうがメインぽくなってしまった。
ベスト電器傘下となってその独自性はどうなるかと思ったが、さくらやは「オニ安」のCMとともに、一発起死回生的リニューアルがかかる。しかし、結局は西口店も閉じることになり、この方針だとたぶんさくらやが持つ他の店舗(地域店舗等)をメインに地道にやってくことになるのかなぁ、と思わせる縮小ぶりで非常に残念な感じ。
新宿のスタジオアルタで「笑っていいとも!」が始まった頃は、さくらやは積極的に広告投下を行っていた。
また、花園神社の「さくらやまつり」も写真の楽しさを教える唯一無二の祭りだ。
もちろんその付き合いは今まで続いてはいるのだが、地縁みたいなものがこれから少しずつ縮小されていくのだろうか。
いつかさくらやが本気を出してくれる日を待ちながら、
地道に東口の小さい店舗で買って支援をしていかないといけないのかもしれない。
ああ、パリの花咲く「さくらや」~のメロディが脳裏に響く。
新宿の冬、この店舗が消えていった。しかし、新宿パレットのキーテナント部がまるまる空いてしまうと厳しくなるだろうから、なんらかのテナントが入るのだろう。案外、スペースを小分けにして飲食店ビルになってしまったりして。
新宿文化の一端を支えてきたさくらや。郊外店を出店したりと、再建のためにはそういう方向にいかざるを得ないのかもしれないが、新宿の一部店舗が整理されていくのはすごく残念なのだ。
桜咲くシーズンには何かさくらやの朗報を聞きたいものだ。
ベスト傘下であっても地縁を捨てないでほしい。
閉店の直前ではあったが、思わずシャッターを押してしまった。