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写真は3年くらい前の浅草。最近「パクリ商品」がネットで話題になっているが、なんでああいう仕事がまかり通るかというとアンタッチャブルな領域ビジネスだったりするからなのだ。
ネットでおもしろおかしくいじるのはいいが、実際に抗議するかどうかは話が別で、実際にクレームを入れるか否かは、たとえ著作権としてはクロだったとしても、訴訟して割が合うかどうか次第。日本の著作権は親告罪なので本人から訴訟を持ちかけない限りは問題にできないし、本人がクレームを先方に入れて初めて全てのことが進む。例えば一般アニメキャラを利用したアダルトグッズでのパクリ商品があまり抗議を受けないのは、一応のアレンジをかけているのと、元作品側で利益を上げている会社がそのパクリ商品を逆に社会的認知させることでイメージが悪くなるため妥協している、また訴訟して回収できる利益が微々たるものの場合、あえて放置しているのが実態なんだよね。だいたいモメるとその間に組織改編しちゃったり解散して回収できないケースもありうるし。
とにかくなんであんなずさんな商品が出回っているのか? を考えるべきで、出回るには出回るなりのバックボーンがあると考えるのが妥当なんじゃないかと思う。なんだとは言わないけど。

※写真はイメージであり、本文は写真とは無関係で、単純に知ってる人関係であった著作権トラブルの実例を示しているのみです。